「ゴルフの楽園」と呼ばれるタイには、270以上のゴルフ場があります。しかし私たちゴルフタイランドが紹介するゴルフ場は、そのうちの29コース(2018年12月現在)。どのような基準でコースを厳選しているのか。その疑問にお答えしましょう。
初心者から熟練者まで楽しめる豊富なコース、年中プレーが可能な気候、タイ人スタッフのホスピタリティー、市街地や観光地にほど近いロケーション。タイのゴルフ環境はまさに「ゴルフの楽園」と呼ぶにふさわしく、世界的に見てもトップレベルのクオリティーを誇ります。しかし中にはそうではないゴルフ場もあります。せっかくタイまで出掛けているのに、そういったゴルフ場でプレーするのはもったいないですよね。
そこでゴルフタイランドでは、多くのゴルフ場を紹介することよりも、満足度の高いゴルフ場を選ぶことを第一に考えました。
プレイヤー1人につきキャディー1人、カート1台
私たちはまず、次の2つを「絶対条件」に掲げました。
キャディーへの教育水準が高いこと
(プレイヤー1人につき1人のキャディー)
カートの数が豊富であること
(プレイヤー1人につき1台確約)
タイでは、プレイヤー1人につき1人のキャディーが付くのが一般的です。しかしプレーをサポートしてくれるキャディーの質にはバラつきがあるため、それにより満足度が大きく変わってしまうこともあります。そこで私たちはキャディーへの教育水準が高いことを条件の一つに掲げました。
また、カートの数が豊富であることも重視しています。熱帯モンスーン気候のタイでは、気温が高い中でプレーすることもあります。体力の消耗を少しでも抑えるため、1人1台のカートを確約できることもゴルフ場選びの条件としました。
独自アンケート調査報告
タイゴルフ経験者とタイゴルフビギナー、どちらの方にも満足していただきたいと考えた私たちは、ニーズを探るための独自アンケート調査を実施しました。調査対象は、20代から60代のタイゴルフ経験者(一部の調査では未経験者も対象)の皆さんです。ここからは、その結果を皆さんに共有したいと思います。ご友人やお得意先の方を誘う際などにも、参考にしてみてください。
若い世代は旅費や休暇の取りやすさで、シニア世代はベストシーズンを選んで
図1は、タイゴルフ経験者の皆さんがタイゴルフに行った時期を、月ごとに集計したものです。20代から40代の若い世代と(青い線)と、50代から60代のシニア世代(赤い線)で、その動きが大きく異なっています。
タイにゴルフをしに行く際、20~40代と、50~60代の時期的な傾向には大きな違いが存在する
顕著なのは8月です。年間を通して高温多湿のタイにも季節があります。6月ごろから10月ごろまでは、雨が多い雨期。この時期に出かける若い世代が多いのは、旅費の安さからでしょう。お盆シーズンを除けば、タイへの渡航、宿泊はとてもリーズナブルな料金設定となっていることが多いようです。
逆にシニア層は雨季には無理に出掛けず、11月12月、2月の、比較的過ごしやすいシーズンを選ぶ人が多いようです。
リーズナブルで楽しい! 20~40代のリピート熱が高い
図2はタイゴルフ経験者に、またタイゴルフに行きたいかどうかを尋ねたものです。こちらも世代により差が生じました。
20代から40代の若い世代の83%が「また行きたい」と答えた一方で、50代から60代のシニア世代は約4割にとどまりました。ただし経済的にも他の選択肢が多いことを考慮すれば、この世代のタイゴルフ人気も十分に高いといえそうです。
タイゴルフに行くと「また行ってみたい!」と思うのは20~40代では約8割もいる
多くの人が「また行きたい!」と思えるのはなぜか。その理由を探るアンケート結果が、図3のグラフです。「楽しいから」、「安いから」、「コースがきれいで広いから」といった意見が多いようです。リーズナブルで満足度の高いゴルフ経験が、リピート熱を高めているのでしょう。
タイゴルフにまた行きたい理由は「楽しくて、安くて、コースが綺麗で広いから」
タイゴルフ未経験者は、タイの観光も楽しみたい
図4は、タイゴルフで何を重視するかについて、タイゴルフの経験者と未経験者とで比較したものです。
これからタイゴルフにトライしようという未経験者が、費用の次に重視しているのがタイ観光。世界遺産めぐりやショッピング、食事なども楽しめるタイまで行って、ゴルフだけして帰ってくるのではもったいないですよね。タイゴルフにまだのめり込んでいない未経験者であればなおさら。
タイには観光地の近くにも良質なゴルフ場があるので、ゴルフをしない日やゴルフをした帰りにも、観光やレストランでの食事、ショッピングを楽しむことが可能です。
一方、タイゴルフ経験者は、ゴルフ場の魅力と快適性を重視しているようです。観光などを軽視しているというわけではありませんが、ゴルフ中心のツアープランを考えることが多いといえそうです。
タイゴルフ経験なしは、「観光も含めたタイ全体の魅力(コスト明瞭も含め)」だが、
タイゴルフ経験ありは、「ゴルフ場の魅力と快適性」を重要視する傾向
シニア世代はスクンビットに集中。若い世代は「いろいろ行きたい」
タイゴルフ経験者たちは、バンコク市内のどのエリアでゴルフ以外の時間を過ごしているのでしょうか? 図5はタイゴルフ経験者が「行ったことのある場所」を、20~40代、40~50代で比較したもの。20~40代はいろいろな場所を訪れる傾向がある一方、40~50代はスクンビットからあまり動かないという傾向があるようです。
20-40代は「様々な場所行っている」が、
50-60代は「スクンビットに集中」する傾向
また、「今後(も)泊まりたい場所」として20~40代に人気なのはアソーク、40~50代に人気なのはスクンビットという結果が出ました。タイゴルフを存分に楽しむには滞在先選びも重要なポイントになるので、参考にしてみてください。
20-40代は「アソーク」が高いが、
50-60代は「変わらずスクンビット」が高い傾向
タイゴルフ経験者たちがすすめるゴルフ場は?
最後に、タイゴルフ経験者たちがおすすめするゴルフ場はどこか、具体的に尋ねました。アスタマスプリングス、アルパイン、カスカタ、タイカントリークラブ、ニカンティ、ロイヤルジェムズシティー、ロイヤルバンパインなどの名前がいずれの世代からも挙がりましたが、年代別で大きく異なるのはその理由でした。
20~40代のタイゴルフ経験者がすすめる理由は、「景色、雰囲気がいい」「日本語が通じる」「コースだけでなく設備がすばらしい」といったもの。全体として、気持ちよくゴルフができるかどうかを重視しているようです。
一方、50~60代のタイゴルフ経験者がすすめる理由は、「コースが難しいが面白い」「コースが手入れされている」といったものが目立ち、プレーそのものが楽しめるかどうかを重視していることがうかがえます。
また、タイゴルフの経験年数別では、10年未満のプレイヤーは楽しさ重視、10年以上のプレイヤーは格式やリゾート感を重視する傾向が見られました。
同じコースでも「難しくて楽しい」と思う人もいれば、「もう少し易しいコースで気分よく回りたかった」と思う人もいます。冒頭で、ゴルフタイランドでは満足度の高いコースを選んだと申しましたが、満足するポイントは個々に異なります。しかし熟練度や嗜好に合わせたゴルフ場を選べるだけのコースは揃っていますのでご安心ください。
個々のコースの特徴や魅力については、これからゴルフタイランドでも随時紹介していきます。ぜひツアープランの参考にしてみてください!